講演会やコラムの記事だけが掲載される、少し変わった新聞「みやざき中央新聞」の最新号です。
今回はカレーにまつわる連載コラム「カレーなる人々」からです。
作家の古山高麗雄さんのお話が掲載されています。
古山さんは太平洋戦争に従軍してマラリヤにかかり、餓死寸前になったそうです。
それ以来、「まずい」という言葉を口にすることができなくなったそうです。
従軍中にほんの少し食べることのできた激辛「豚のカレー煮」の味が忘れられず、「なつかしさとは無縁の高級カレーより、なつかしさのまつわる安価で素朴なカレーのほうが、(中略)旨いのだ」
そのような経験から、「食べ物はなつかしさが第一、味は二の次」と確認したそうです。
食べ物に困らないことの有難さ、そして、本当の「美味しい」とは何かを考えさせられるコラムでした。
みやざき中央新聞は、当院の待合室に設置しています。
よろしければ、ご覧くださいね。