背骨・首の骨の間隔が狭くなると痛み、しびれが起きる? 治療の現場から・その11

「首の骨と骨の間隔が狭くなっているために、首の痛み、手の痺れが起きていると言われた」

「ぎっくり腰のために病院に行き、レントゲンを撮ったら、骨の間隔がつまっているところがあると言われた」

「腰椎の4番目と5番目の間がせまくなって、神経を圧迫していると言われた」

こういうお話を、患者さまからよく伺います。

背骨は、頭蓋骨を支え、骨盤にくっついていますが、一本の骨ではなく、ブロック状の骨=椎体(ついたい)がいくつも積み重なってできています。

首の骨(頸椎)が7個、胸の骨(胸椎)が12個、腰の骨(腰椎)が5個、合計24個の椎体が積み重なっています。

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そして、そのブロック状の骨と骨の間には、椎間板(ついかんばん)というクッションのような役割をするものが挟まっています。

椎間板

「骨と骨の間隔が狭くなっている」とは、ある場所の椎間板が、小さく縮んでいる状態ということになります。

椎間板の状態は、MRI検査で確認されます。(レントゲンでも、骨の間隔はある程度わかるそうです)

骨と骨の間隔が狭くなると、背骨の間から出ている神経を圧迫するかもしれません。

また、椎間板が押しつぶされて、背骨の後ろの方に飛び出すことで、神経に触れる可能性もあります。

こういう状態を、椎間板ヘルニアと言います。(ヘルニアとは、「飛び出す」という意味です)

神経が圧迫されると、首、腰、手足に痛みや痺れが起きることがあります。

病院では、一般的に下記ような指導があるようです。

①痛み止めの薬や湿布、ブロック注射などの対症療法で様子を見る。
②首や腰の骨を引っ張る牽引(けんいん)を行う。
③体操やリハビリ、温熱療法、低周波治療を行う。
④痛みや痺れが酷く、長引く場合は、手術を勧められることも。

当院の見解

このことについて、当院の見解を書かせて頂きます。

痛みや痺れの原因は、背骨の間隔が狭くなっていることとは別にあるのでは…?

(あくまで当院の考え方です。病院の診断を否定する意図はありません)

骨や椎間板が神経を圧迫し、そのことで痛みや痺れが起こっているのなら、常時、同じように症状が起きるはずです。

ところが、患者さまのお話を伺うと、

・疲労がたまった時
・長く歩いた後
・日や時間帯、季節によって
・寒い時
・ストレスを感じた時

などなど、体調や環境によって、症状が大きく左右される場合がとても多いです。

また、背骨の間が狭くなっていても、痛みや痺れが全く起こらない場合も多々あるようです。

逆に、レントゲンやMRIの検査では全く異常が見つからないのに、痛みや痺れで悩んでいる方も大勢いらっしゃいます。

実は、私自身も過去に、背骨の間が狭くなっていると診断を受けたことがあります。

でも、首痛や腰痛、手足の痺れなどは全く起こっていません。

もし私が、痛みがあると嘘をついて病院に行ったら、どんな診断が出るのでしょうか…?

もちろん、そんなことはしませんけど(^_^;)

当院の患者さまは、背骨(頸椎、腰椎)の間隔が狭くなっている、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症など、様々な診断を受けて来られます。

そのような診断を受けていも、受けていなくても、問題なく症状を改善されています。

病院で「治らない」と言わた症状こそ、ご自身の治る力「自然治癒力」を引き出す、という選択肢を試してみられてはいかがでしょうか。

【腰痛の治療】滋賀草津カイロプラクティック整体院
院長 村岸 毅
● 診療時間 9:00~20:00(月曜日は12:00まで)
● 定休日 火曜日
● 滋賀県草津市大路2丁目1-41 太田ビル202
● TEL 0120-925-932
  「ホームページをみて…」とお電話ください

スカートやネックレスが回るのは、体が歪んでいる? 治療の現場から・その9

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「普通に歩いているだけで、スカートが回るようにずれてしまう」

「ネックレスが少しずつ回転するようにずれて、後ろに回ってしまう」

女性の患者さまから、このようなお悩みを伺うことがよくあります。

どうしてスカートやネックレスがずれて、回ってしまうのでしょうか?

体の歪みが、大きな原因ではないかと考えています。

人間の体は元々、左右対称でもまっすぐでもありません。

手足の長さは左右で違いますし、背骨や骨盤の形も人それぞれ。

そして、内蔵は全く左右対称ではありません。

だから、見た目が左右対称である必要はないのですが、見た目とは別に、各個人にとって「身体のバランスが最適な状態」があります。

そこからずれて、歪んでいると、体に負担がかかったり、無駄な力が入ったりします。

スカートやネックレスが回るのは、体全体のバランスの悪さから、歩いたりする時に、本来は不要な「回転させる力」が発生しているのではないかと考えられます。

当院では、体のバランスを最適に整える治療をおこなっておりますが、

「スカートが回らなくなった」

「ネックレスがずれなくなった」

「自転車のサドルが横にずれなくなった」

「イスに座った時、お尻が左右均等に当たって、納まりが良くなった」

「靴の底があまり擦り減らなくなった」

そういった声を頂いています(^^)

バランスが整うと、自然と様々な良いことが起こる好例だと思います。

【坐骨神経痛の治療】滋賀草津カイロプラクティック整体院
院長 村岸 毅
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ストレートネックは良くない? 治療の現場から・その4

face首の痛みや手の痺れのなどの症状で、病院の検査(レントゲン、MRIなど)を受けると、ストレートネックと診断されるケースがよくあります。

・ストレートネックとは何でしょうか?

背骨は、上は頭蓋骨、下は腰骨(骨盤)に繋がっていますが、一本の骨ではなく、ブロック型の骨がレンガのように積み重なって出来ています。

首のあたりの背骨(頚椎)は七つのブロックで出来ており、これが前側に傾いている(アーチ状になっている)のが自然な状態と言われています。(背骨全体では緩やかなS字状になっています)

ところが、その傾きが浅く、まっすぐに近い状態になってしまう場合があります。

それをストレートネックと言います。

 

・どうしてストレートネックになるのでしょうか?

パソコン作業などで、長時間同じ姿勢をとることが原因と言われています。

 

・ストレートネックはどうして良くないのでしょうか?

頭の重みを支えるために、首の骨はアーチ状になっているのですが、これがストレートに近くなると、筋肉や神経に負担をかけてしまいます。

その結果、首痛、肩こり、手の痺れ、めまいなどを引き起こすと言われています。

 

・病院での治療は?

手術をすることは少なく、鎮痛剤の投与、牽引(首を引っ張る)などの処置がとられることが多いようです。

また、枕などの寝具を変えて、首を矯正しようとする方法もあるそうです。

 

簡単ではありますが、ストレートネックについての一般的な考え方は、このようなものかと思います。

ここまで読まれた方は、

「ストレートネックは良くないんだ…」

と思われたのではないでしょうか。

ところが当院では、ストレートネックかどうかは、全く気にしておりません。

無理に矯正することもありません。

見た目の姿勢や骨格は、人それぞれです。

ストレートネックと診断されたかどうかに関係なく、首痛や肩こり、しびれなどの症状は起こりえます。

前回のお話にも書かせて頂きましたが、首という体の一部分をどうこうするより、体全体のバランスを最適に整えることが、何より重要と考えています。

当院にお越しくださる方には、「ストレートネックを治そう」ではなく、「全体のバランスを整えて、症状を治そう」と考えて頂けると幸いです。

もちろんこれは、あくまで当院での考え方です。

病院やその他の治療方法を、否定する意図ではありません。

あなたにとって最適な治療方法が見つかることを願っております。

 

滋賀草津カイロプラクティック(整体・気功)
村岸 毅

「体が歪んでいる」とは? 見た目まっすぐ、左右対称が良い? 治療の現場から・その3

今回も「体の歪み」について、お話をさせて頂きます。

歪みのお話をすると、

illust16 私、肩の高さが違っている…?

足の長さが違う…?

骨盤が歪んでいる…?

背筋が曲がっている…?

といった感じで、見た目のまっすぐさや左右対称を気にされる方が、とても多いです。

 

でも、実は当院では、見た目はそれほど重視していません。

これはあくまで当院での考え方ですが、人間の体は元々左右対称でもまっすぐでもありません。

手足の長さは左右で違いますし、骨(頭蓋骨、骨盤、背骨などなど)の形も左右対称ではありません。

内蔵などは、全く左右対称ではありません。

だから、見た目にまっすぐ、左右対称が良いとは限らないのです。

例えば、左右で足の長さが違うのに、それを無理に同じ長さに揃えようと矯正すれば、その上にある腰の骨がずれてしまいますよね。

体(骨格)は全部繋がっています。

当院で言う「体の歪み」とは、骨盤が歪んでいるとか、足の長さが違うとか、そういう体の一部分のお話ではありません。

体全体のバランスを何より重視しています。

 

私達は普段何気なく立ったり座ったり歩いたりしていますが、その姿勢や動作一つひとつが、非常に精巧なバランスによって成り立っています。

見た目にこだわるよりも、あなたにとって最適なバランスの状態になって頂く。

そうすることで、体の歪みが引き起こす慢性的な症状が、自然と改善される。

それが、当院の「歪みを治す治療」が目指すところになります。

 

ということで、当院の治療方針は、見た目を矯正することには、あまりこだわりません。

ただし、体全体のバランスを整えていくことで、結果として、

・背筋が伸びて猫背が改善する。

・O脚が改善する。

・肩の高さが左右対称に近くなる。

・顔の歪みが改善する。

そういったことは多々起こります。

無理をしなくても、自然と姿勢が良くなる、良い姿勢が当たり前になる。

そういう状態になって頂きたいと思っております。

 

滋賀草津カイロプラクティック(整体・気功)
村岸 毅

姿勢が悪いから、体が歪むの? 治療の現場から・その2

院長

こんにちは!

今回は「体の歪み」について、お話をさせて頂きます。

体の歪みは、万病の元と言われています。

筋肉、内蔵、神経などに負担をかけ、肩こり、腰痛、その他あらゆる慢性的な症状を引き起こしてしまいます。

そこで当院では、歪みを根本的に治す独自の治療をおこなっています。

 

治療を受けて頂く前に、治療方針について詳しくご説明するのですが、その際に

どうして体が歪むと思われますか?

と質問させて頂きます。

すると多くの患者様が、

・普段の姿勢が悪いから?

・よく足を組むから?

・仕事中、つい猫背になってしまうから?

・いつもカバンを片側の肩にかけているから?

・利き腕ばかり使うから?

といった感じで答えてくださいます。

 

確かに、姿勢が悪いと、体が歪んでしまいそうな気がいたしますよね。

ところが、当院では、ちょっと違う考え方をしています。

と言うのも、普段の姿勢が悪くなってしまうことにも、原因があるのです。

それが何かと言うと、体の歪みなのです。

体が歪んでいると、それを補おうとして、ついつい姿勢が悪くなってしまいます。

足を組みたくなる、ふと気づくと猫背になっている…。

逆に、体が歪んでいなければ、良い姿勢の方が楽なので、基本的に姿勢が悪くならないのですね。

ということで当院では、まず先に歪みがあって、そのせいで、ついつい姿勢が悪くなっていしまう、というように、一般的な考え方とは逆に考えています。

 

あと、カバンを片側にかけたりする癖ですが、そういう癖は結構誰にでもあるかと思います。

私はいつも、左肩にカバンをかけています。

それでは、そういう癖がある人が皆さん体が歪んで、体調不良が出て来るかとというと、そうではありませんよね。

同様に、利き腕ばかり使うと体が歪むのなら、右利きの人、左利きの人、全員が歪んでしまうことになります。

 

以上のことを踏まえて、当院では、体が歪んでしまうことにはもっと根本的な原因があると考えています。

そのことを、初回の治療の際に詳しくご説明させて頂きます。

当院では初回の治療時に、お悩みについての聴き取り(カウンセリング)と、治療方針についての詳しいご説明をおこなっています。

あなたが納得されないまま治療することは一切ございませんので、ご安心ください。

 

滋賀草津カイロプラクティック(整体・気功)
村岸 毅