「首の骨と骨の間隔が狭くなっているために、首の痛み、手の痺れが起きていると言われた」
「ぎっくり腰のために病院に行き、レントゲンを撮ったら、骨の間隔がつまっているところがあると言われた」
「腰椎の4番目と5番目の間がせまくなって、神経を圧迫していると言われた」
こういうお話を、患者さまからよく伺います。
背骨は、頭蓋骨を支え、骨盤にくっついていますが、一本の骨ではなく、ブロック状の骨=椎体(ついたい)がいくつも積み重なってできています。
首の骨(頸椎)が7個、胸の骨(胸椎)が12個、腰の骨(腰椎)が5個、合計24個の椎体が積み重なっています。
そして、そのブロック状の骨と骨の間には、椎間板(ついかんばん)というクッションのような役割をするものが挟まっています。
「骨と骨の間隔が狭くなっている」とは、ある場所の椎間板が、小さく縮んでいる状態ということになります。
椎間板の状態は、MRI検査で確認されます。(レントゲンでも、骨の間隔はある程度わかるそうです)
骨と骨の間隔が狭くなると、背骨の間から出ている神経を圧迫するかもしれません。
また、椎間板が押しつぶされて、背骨の後ろの方に飛び出すことで、神経に触れる可能性もあります。
こういう状態を、椎間板ヘルニアと言います。(ヘルニアとは、「飛び出す」という意味です)
神経が圧迫されると、首、腰、手足に痛みや痺れが起きることがあります。
病院では、一般的に下記ような指導があるようです。
①痛み止めの薬や湿布、ブロック注射などの対症療法で様子を見る。
②首や腰の骨を引っ張る牽引(けんいん)を行う。
③体操やリハビリ、温熱療法、低周波治療を行う。
④痛みや痺れが酷く、長引く場合は、手術を勧められることも。
当院の見解
このことについて、当院の見解を書かせて頂きます。
痛みや痺れの原因は、背骨の間隔が狭くなっていることとは別にあるのでは…?
(あくまで当院の考え方です。病院の診断を否定する意図はありません)
骨や椎間板が神経を圧迫し、そのことで痛みや痺れが起こっているのなら、常時、同じように症状が起きるはずです。
ところが、患者さまのお話を伺うと、
・疲労がたまった時
・長く歩いた後
・日や時間帯、季節によって
・寒い時
・ストレスを感じた時
などなど、体調や環境によって、症状が大きく左右される場合がとても多いです。
また、背骨の間が狭くなっていても、痛みや痺れが全く起こらない場合も多々あるようです。
逆に、レントゲンやMRIの検査では全く異常が見つからないのに、痛みや痺れで悩んでいる方も大勢いらっしゃいます。
実は、私自身も過去に、背骨の間が狭くなっていると診断を受けたことがあります。
でも、首痛や腰痛、手足の痺れなどは全く起こっていません。
もし私が、痛みがあると嘘をついて病院に行ったら、どんな診断が出るのでしょうか…?
もちろん、そんなことはしませんけど(^_^;)
当院の患者さまは、背骨(頸椎、腰椎)の間隔が狭くなっている、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症など、様々な診断を受けて来られます。
そのような診断を受けていも、受けていなくても、問題なく症状を改善されています。
病院で「治らない」と言わた症状こそ、ご自身の治る力「自然治癒力」を引き出す、という選択肢を試してみられてはいかがでしょうか。
【腰痛の治療】滋賀草津カイロプラクティック整体院
院長 村岸 毅
● 診療時間 9:00~20:00(月曜日は12:00まで)
● 定休日 火曜日
● 滋賀県草津市大路2丁目1-41 太田ビル202
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