ネガティブなイメージを持ってはいけない? マイナス思考について。治療の現場から・その5

illust16ネガティブに物事を考えてしまう。ポジティブになれない。

どうしてもマイナス思考になってしまう。

プラスイメージを持てない。

 

当院では、ストレス、抑うつ症状、パニック障害など、精神的なお悩みの治療もおこなっております。

その関係で、皆様から様々なお話を聞かせて頂く機会があります。

その中で、上記のような「マイナス思考」を気にされる方が多いです。

確かに、プラス思考、プラスのイメージを持つことが出来れば、それに越したことはないです。

一般的にも、プラス思考の重要性が説かれている場合が多いように思います。

 

でも私は、患者様に「プラスのイメージを持ちましょう」と申し上げることはありません。

なぜなら、心の中にネガティブな感情が残っている限り、無理してプラス思考をしようとしても、長続きしないからです。

それどころか、ストレスや不安が抑圧され、その反動でかえって精神的にも身体的にも調子を崩してしまいかねません。

だから私は、重要なのはプラス思考をすることではなく、マイナス思考(不安やストレス)を解消することだと考えています。

マイナス思考に陥って、不安感やストレスを強く感じる場合には、そうなる原因が必ず心の中にあります。

その原因を解消しないまま、プラス思考をしようとしても、それは非常に難しいと思います。

 

無理してプラスに考えなくてもいいや。

ネガティブなイメージばかり出るのも、今は仕方がない。

そのようにして、まずは「プラス思考にならなくては…」というストレスから、解放されてほしいと思います。

 

滋賀草津カイロプラクティック(整体・気功)
村岸 毅