季節によって頭痛、吐き気などの不定愁訴が出る|治療の現場から・その14

桜と青空

「春頃はいつも不安感が強くなり、気分が落ち込む」

「夏場は吐き気が起こりやすい」

「毎年秋になると、頭重感が出るような気がする」


「冬場に倦怠感と不眠の症状が出る。手荒れも酷い」

季節ごとに様々な症状が出ると仰る患者さまが、多くいらっしゃいます。
(上記の症例は、あくまで例の一つです)

多様な症状が現れたり消えたり、急に別の症状が現れたりして状態が定まらず、でも病院の検査では目立った身体的異常が見つからない。
このような状態を「不定愁訴」(ふていしゅうそ)と言います。

不定愁訴の例
倦怠感、疲れやすい、のぼせ、めまい、耳鳴り、咳、鼻炎、動悸、息切れ、吐き気、食欲不振、お腹の張り、手足のしびれ・冷え、肌荒れ、じんましん、頭が重い、頭痛、首や肩のコリ、膝痛、不眠、イライラや不安感が続く、無気力など…

多種多様な症状が同時に起こったり、めまぐるしく入れ替わったりします。

このような不定愁訴が、季節によって起こるというお話を、患者さまからよく伺います。

病院でも、根本的に治す方法がなく、抗不安剤が処方されたり、自律神経失調症と診断されることも多いようです。

季節によって不定愁訴が出る原因は?

様々な不定愁訴は、自律神経の乱れによって起こると考えられます。

自律神経は、脳から出て体全体に張り巡らされている神経です。
知らない間に、内蔵や体の様々な働きをコントロールしています。

そして、自律神経の役割の一つとして、外部環境がどうであれ、身体(内部環境)は一定の状態に保つ、という働きがあります。

これを「恒常性の維持」、ホメオスタシスと言います。

「恒常性の維持」の例
・気温が上下しても、体温は一定(平熱)に保たれる。
・ウィルスに感染しても、免疫がウィルスをやっつけて、健康を保とうとする。
・傷が自然と治っていく。
・疲労や筋肉痛が、自然と回復していく。
・食事で上昇した血糖値が、元に戻っていく。

このような恒常性の維持がきちんと行われるように、身体の働きをコントロールしているのが、自律神経です。

ところが、自律神経が乱れると、恒常性の維持が上手くいかなくなる場合があります。

季節の移り変わりによって、気圧、気温、湿度、天候などの変化、寒暖差、または季節的な行事(学校や仕事など)によるストレスなど、様々な外部環境の変化が起こります。

自律神経の働きが安定していれば、季節による外部環境の変化があっても、身体は一定の健康な状態が保たれます。

しかし、自律神経の働きが乱れていると、季節による外部環境の変化に身体が付いて行けず、様々な体調不良=不定愁訴が起こりやすくなります。

また自律神経は、脳の一部である「視床下部」がコントロールしていると言われています。

ストレスがかかると、脳による自律神経のコントロールに影響が出てしまいます。

ですので、「季節によって様々な症状が出る」という方は、

・自律神経の乱れ
・精神的ストレス

この二つがある可能性が高い、と当院では考えています。

当院の治療で、季節的な不定愁訴を改善される方が、多くいらっしゃいます。
ホームページをご参考頂ければと思います(^^)

【自律神経失調症の治療】滋賀草津カイロプラクティック整体院
院長 村岸 毅
● 診療時間 9:00~20:00(月曜日は12:00まで)
● 定休日 火曜日
● 滋賀県草津市大路2丁目1-41 太田ビル202
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