善水寺を拝観して来ました。

善水寺

昨日は患者さまからお勧め頂いた、湖南市の「岩根山 善水寺」を拝観して来ました。

善水寺では6月14日まで、秘仏の御開帳が行われています。教えてくださったCさま、ありがとうございました(^^)

拝観の詳細は、妻がブログを書いてくれました。

国宝 善水寺(ぜんすいじ)の秘仏 薬師瑠璃光如来御開帳 @ 滋賀県湖南市

今回は運良く、お坊さんから説法、善水寺の由来を伺うことが出来ました。

中でも特に興味深かったのが、「根本煩悩」と言われる「三毒(さんどく)」のお話です。

三毒とは、「貪・瞋・癡(とん・じん・ち)」の3つです。


貪(とん)=貪欲。欲望に任せて執着にむさぼること。

瞋(じん)=怒り。他に対する怒りは、心身の平安を乱す。

癡(ち)=無知。迷いが多く、的確な判断が出来ないこと。

煩悩は自らを、また他をも苦しめるものであり、三毒は「苦を生ずる根本」である。

お坊さんが仰るには、

「この三毒が、自らの内にあることに気付くことが大切」

「仏も、仏敵も、自分の内にある」

とのことです。

自己の内なる鬼(三毒、魔)の存在を知覚し、三毒を滅することが、苦から離れることである。

なるほど、と思いました。

話は変わって、私の施術のことですが、当院でおこなっている「ストレスを取り除く治療」は、患者さまに「何にストレスを感じているか」を把握して頂くことからスタートします。

そして、今までだったらストレスを感じていた場面で、ストレスを感じにくくなって頂くことを目指します。

そこで恐れながら、「三毒」を当院の治療に当てはめて考えると…。


記憶の積み重ねによって作られた価値観=欲望が、怒り(ストレス)や葛藤を生み出し、迷いが多くなります。

そこで、ストレスを自覚し、解消することで、自分や周りの人が苦から離れることを目指しましょう。


ということで、当院の治療は、仏教の教えと近いものがあるのかな?と思ったりしました。

浅薄な理解で申し訳ありません(^_^;)

今回は、秘仏の御開帳とともに、護摩供と説法まで伺うことができ、とても運が良かったです。

善水寺の皆さま、誠にありがとうございました。

【冷え性の治療】滋賀草津カイロプラクティック整体院
院長 村岸 毅
● 診療時間 9:00~20:00(月曜日は12:00まで)
● 定休日 火曜日
● 滋賀県草津市大路2丁目1-41 太田ビル202
● TEL 0120-925-932
  「ホームページをみて…」とお電話ください

必要なストレスもある? 治療の現場から・その8

悩む女性

当院には「ストレスを取り除く治療」がありますが、この話をすると「本当にそんなことが出来るの?」と皆さん驚かれます。

この治療の効果については、【患者さまの声】を是非ご覧ください。

そこで、

「ストレスがなくなると、何も感じなくなって、仕事などに問題が出るのでは?」

「生きていくうえで必要なストレスもあるのでは?」

というご質問をよく頂きます。

これは仰る通りで、ストレスは、生きるための原動力にもなります。

問題なのは、ストレスが悩みとなり、冷静な対処ができなくなる場合です。

仏教では「人間の生存そのものが苦である」という考え方があるそうですが、私たちは生きている限り、常にストレスにさらされています。

暑さ寒さや空腹などの感覚、生活や仕事の心理的ストレス…。

ストレスが強いと、イライラ、怒り、気分の落ち込み、不安など、嫌な感情が出てきます。

例えば育児について、イライラしながら子供に怒るのと、冷静に躾をするのとでは、どちらが良いでしょうか?

やはり冷静な方が、育児にも精神衛生にも良いわけです。

育児に限らず、仕事でも人間関係でも、ストレスが少ない方が冷静に対処できて、マイナスになることはないのですね。

人間は生きている限り常にストレスがありますが、そのストレスはできるだけ少ない方が良い、というのが私の考え方です。

もしあなたが

「これがストレスかも…?」

「こういう時に、緊張や不安が起こらなければ…」

ということがありましたら、教えてくださいね(^^)

【ストレスの治療】滋賀草津カイロプラクティック
院長 村岸 毅
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ネガティブなイメージを持ってはいけない? マイナス思考について。治療の現場から・その5

illust16ネガティブに物事を考えてしまう。ポジティブになれない。

どうしてもマイナス思考になってしまう。

プラスイメージを持てない。

 

当院では、ストレス、抑うつ症状、パニック障害など、精神的なお悩みの治療もおこなっております。

その関係で、皆様から様々なお話を聞かせて頂く機会があります。

その中で、上記のような「マイナス思考」を気にされる方が多いです。

確かに、プラス思考、プラスのイメージを持つことが出来れば、それに越したことはないです。

一般的にも、プラス思考の重要性が説かれている場合が多いように思います。

 

でも私は、患者様に「プラスのイメージを持ちましょう」と申し上げることはありません。

なぜなら、心の中にネガティブな感情が残っている限り、無理してプラス思考をしようとしても、長続きしないからです。

それどころか、ストレスや不安が抑圧され、その反動でかえって精神的にも身体的にも調子を崩してしまいかねません。

だから私は、重要なのはプラス思考をすることではなく、マイナス思考(不安やストレス)を解消することだと考えています。

マイナス思考に陥って、不安感やストレスを強く感じる場合には、そうなる原因が必ず心の中にあります。

その原因を解消しないまま、プラス思考をしようとしても、それは非常に難しいと思います。

 

無理してプラスに考えなくてもいいや。

ネガティブなイメージばかり出るのも、今は仕方がない。

そのようにして、まずは「プラス思考にならなくては…」というストレスから、解放されてほしいと思います。

 

滋賀草津カイロプラクティック(整体・気功)
村岸 毅