みやざき中央新聞(2492号)


講演会やコラムの記事だけが掲載される、少し変わった新聞「みやざき中央新聞」の最新号です。

今回はカレーにまつわる連載コラム「カレーなる人々」からです。

作家の古山高麗雄さんのお話が掲載されています。

古山さんは太平洋戦争に従軍してマラリヤにかかり、餓死寸前になったそうです。

それ以来、「まずい」という言葉を口にすることができなくなったそうです。

従軍中にほんの少し食べることのできた激辛「豚のカレー煮」の味が忘れられず、「なつかしさとは無縁の高級カレーより、なつかしさのまつわる安価で素朴なカレーのほうが、(中略)旨いのだ」

そのような経験から、「食べ物はなつかしさが第一、味は二の次」と確認したそうです。

食べ物に困らないことの有難さ、そして、本当の「美味しい」とは何かを考えさせられるコラムでした。

みやざき中央新聞は、当院の待合室に設置しています。

よろしければ、ご覧くださいね。

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