新快速電車に乗るのが怖い・パニック障害の原因と治療方針

草津アアルト整体院・新快速電車に乗るのが怖い・パニック障害の原因と治療方針
院長:村岸毅
院長:村岸毅

電車に乗るのが怖い、パニック障害について、当院の見解を書かせて頂きました。よろしければご覧ください。

当院には、パニック障害の症状でお悩みの方が、多く来院されています。お悩みの内容は、患者さまによって異なりますが、「新快速電車に乗るのが苦手、怖い」というお話を伺うことは多いです。

パニック障害の経験がない方には、どうして電車に乗るのが怖いのか、不思議に思われるかもしれません。しかし、そのようなお悩みを抱えている方は、数多くいらっしゃいます。

パニック障害とは?

パニック障害とは、突然の激しい不安や恐怖感(パニック発作)が起こる症状です。急に発作が始まり、数分以内にピークに達することが多いのが特徴です。発作中は、以下のような症状が複合して現れることがあります。

  • 心拍数の急上昇 … 動悸や胸の痛みを感じる。
  • 発汗 … 突然、冷や汗をかく。
  • ふるえ … 手足が震えたり、全身が震える。
  • 息切れ・息が詰まる … 呼吸が困難になる。
  • めまい・吐き気 … ふらつきや気持ち悪さを感じる。
  • 現実感の喪失 … 自分や周囲が現実でないように感じる。
  • 死の恐怖 … 自分が死ぬのではないか、またはコントロールを失うのではないかという強い不安が生じる。

また、これらの発作が繰り返し現れることで、発作が起こること自体に対する恐怖(予期不安)や、発作が起こる状況を避けようとする行動(例えば、外出を避ける、混雑した場所に行かないなど)をせざるを得なくなったりします。

パニック発作の原因は、ストレス、生活環境、遺伝的要因、脳内の化学物質の変動など、複数の要因が絡んでいると考えられています。

一般的な治療方法は、認知行動療法(考え方と行動を見直して、心を楽にする訓練)や薬物療法などになります。

パニック障害で、苦手になる場所は?

パニック障害のある方は、予期せぬ発作が起こったときに、逃げ出すのが難しい状況への恐怖から、電車のような閉ざされた空間や、人が多い環境で特に不安を感じることがあります。

不安を感じやすい場所として、患者さまからよく伺うのは、下記のとおりです。

  • 電車
  • 車(特に渋滞や高速道路)
  • 飛行機
  • トンネル
  • 地下のお店
  • 会議室
  • レストラン
  • スーパーやショッピングモール
  • 美容院
  • 歯科医院

  • など

なかでも、電車に乗るのが苦手になる方は多いです。閉ざされた空間、自由に降りられない、人が多いという、不安感が起こりやすい要素が重なっていることが原因と考えられます。

新快速電車は、特にハードルが高い?

パニック障害でお悩みの方は、電車、地下鉄、新幹線に乗るのが苦手になることが多いですが、「新快速に乗りたくない」というお声は、特によく伺います。

滋賀県に住んでいると、通勤、通学、または用事で、電車を利用して大阪方面に行く機会があります。その際、新快速電車を利用するのが便利で速いのですが…。

新快速電車に乗ることのハードル
  • 京都駅から新大阪駅まで、乗車時間は23分あるが、その間に停車するのは、高槻駅だけ。
  • 通学・通勤時間帯は特に、乗客で混むことが多い。
  • 大津駅・大津京駅から山科駅、京都駅の区間に、長いトンネルがある。

このように、パニック障害の発作で悩まれている方にとって、ハードルになる要素が重なっていると言えます。新快速電車を避けるため、普通電車を使ったり、新幹線や特急電車を利用される方もいらっしゃいます。(新幹線の方が苦手という人もいらっしゃいます)

どうして電車が苦手になるのか?

電車に乗ることについて、パニック発作の不安が強まる要素がいくつもあります。一方で、そういう症状でお悩みの方も、「以前は大丈夫だった」「とくに問題なく電車に乗っていた」という場合がほとんどです。

どうして、ある時点から急に、電車に乗ることの不安が強まるのでしょうか?

パニック障害でお悩みの方は、症状が起こる以前に、過度の疲労やストレスを抱えていることが非常に多いです。人間には、疲労やストレスに耐えられる「許容範囲」があるように思います。

・大きな環境の変化(入学、入社、異動、結婚など)
・プレッシャーのかかる状況(多忙な仕事、受験、就職活動など)
・長年に渡るしんどい状況(育児、家庭の問題など)

これらのことで、疲労やストレスの許容範囲を超えると、精神的に不安定になり、ストレスへの過敏反応が起こりやすくなります。

電車に乗ることは、家でリラックスしているよりは、誰しもが何らかの緊張、ストレスを無意識のうちに受けているものです。なかでも、新快速電車のように長い時間、自由に降車できない状況だと、よりストレスが強くなります。

元々ストレスの蓄積が許容範囲を超えているために、電車に乗ること等のストレスに対して、過敏反応が起こってしまう。そのようなことが、パニック障害の原因と言えます。

電車に乗るのが怖い、パニック障害を改善するために

上記の理由から、電車に乗るのが怖いパニック障害を改善するためには、電車に対する恐怖心だけではなく、蓄積されたストレス、緊張が起こりやすい体調そのものを改善する必要があります。

当院では、パニック障害の原因は、次の3つと考えています。

パニック障害の原因
  1. 精神的ストレス
    上に説明した通り、ストレスや疲労の蓄積が、パニック障害の最大の原因です。
  2. 自律神経の乱れ
    ストレスの影響で、自律神経の乱れが起こりやすくなります。自律神経が乱れると、動悸、ふるえ、息切れ、吐き気、めまい等、パニック発作が起こりやすくなります。
  3. 体の歪み
    体の歪み(姿勢・バランスの悪さ)があると、筋肉や神経に負担がかかり、緊張が起こりやすくなります。

当院では、パニック障害を改善するために、上記3つの原因すべてを解消する「オールインワン」の施術を提供しております。よろしければ、下記のページの「体験談」「治療方針」をご参考ください。