

こんにちは、草津アアルト整体院・院長の村岸です
玄関の鍵や、ガスの元栓を閉めたかどうか、何度も確認をしても不安が収まらない。そのようなお話を患者さまから伺うことがあります。
今回は、そのような「確認恐怖症」について、コラムを書かせて頂きました。
こんなお悩みはありませんか?
確認恐怖症とは?

確認恐怖症は、強迫性障害の一種で、特定の行動(ドアの施錠やガスの元栓など)を繰り返し確認せずにはいられない状態です。自分の記憶や感覚を信頼できず、「もしかしたら…」という不安から何度も同じ確認行為を繰り返します。
確認することで一時的に不安は軽減しますが、すぐに再び不安が生じて、確認行為を繰り返すという悪循環に陥ります。
強迫性障害とは、自分の意思に反して不安な考え(強迫観念)が頭に浮かび、それを打ち消すための行為(強迫行為)を繰り返してしまう症状です。日常生活に支障をきたすこともあります。
確認恐怖症の他に、何度も手を洗ってしまう「不潔恐怖症」も、強迫性障害の代表例です。
症状を抱えながらも、相談する場所が分からず、一人で悩んでいる方も多くいらっしゃると思います。
確認恐怖症が悪化すると…

確認恐怖症が悪化すると、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。
まず、確認行為に費やす時間が増え、仕事や学校に遅刻する、約束の時間に間に合わないなど、社会生活に支障が出始めます。また、常に不安を抱えているため、集中力が低下してしまいます。
更に不安感が強まると、確認行為が日常の多くを占めるようになり、外出ができなくなったり、自立した生活が困難になるリスクも高まります。
確認恐怖症の原因として、一般的に言われていること

一般的な医療機関での対処法

薬物療法
不安が強い場合、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)などの抗うつ薬が処方されることがあります。セロトニンの働きを調整し、不安や強迫症状を軽減する効果があります。
ただし、副作用として眠気、吐き気、食欲不振などが現れる可能性があります。また、長期服用によって、薬への依存や離脱症状の懸念も。さらに、薬だけでは根本的な解決にならないことも多いようです。
認知行動療法
特に「曝露(ばくろ)反応妨害法」という方法が効果的とされています。不安を引き起こす状況(例:鍵をかけた後に確認せずに外出する)に段階的に挑戦し、不安に慣れていくことで症状の改善を目指します。
ただし、治療には時間と労力がかかり、不安な状況を意図的に体験するため、一時的に症状が悪化することもありえます。
当院の見解

ドアの鍵やガスの元栓を「閉めたかな?」と不安に思ったり、確認したりすることは、誰しもがあることです。しかし、自律神経のバランスが崩れ、不安感が高まると、通常なら一度で済む確認が何度も必要になってしまいます。
確認恐怖症の背景には、単なる「気にしすぎ」ではなく、体と心の複合的な要因があります。自律神経の乱れ、体の歪み、そしてストレスという3つの要素が互いに影響し合い、確認恐怖症を引き起こしていると、当院では考えています。
これらの要素に包括的にアプローチすることで、根本的な改善を目指します。
当院の治療方針

当院では、確認恐怖症に対して「自律神経の乱れ、体の歪み、ストレス」という3つの原因に総合的にアプローチする独自の治療を行っています。
まず初回のカウンセリングで、あなたの症状や生活習慣、ストレス要因を聞き取りさせて頂きます。その上で、体のバランスや自律神経の状態を多角的に検査し、あなたに最適なオーダーメイドの治療プランを提案します。
治療では、心地よい刺激のみを用いた痛くない手技により、体の歪みを整え、自律神経のバランスを調整します。これにより、過剰な緊張状態が緩和され、不安感が自然と軽減していきます。
さらに、日常生活でのストレス管理や、確認行為に対する具体的な対処法についても、あなたの状況に合わせてアドバイスをさせて頂きます。
「鍵の確認に30分かかっていたのが、今では1回で済むようになりました」
「確認せずに外出できるようになり、不安から解放されました」
今までに、このような喜びの声を頂いております。確認恐怖症でお悩みの方も、ぜひ一度ご相談ください。

どうぞお気軽にご相談ください
精神的な症状でお悩みなら…
精神的な症状について詳しくまとめた下記のページもご参考ください。