【双極性感情障害】躁と鬱を繰り返す原因は?

【双極性感情障害】躁と鬱を繰り返す原因は?
院長:村岸毅
院長:村岸毅

こんにちは、草津アアルト整体院・院長の村岸です

双極性感情障害は、気分の高ぶる「躁(そう)」状態と、気分が落ち込む「鬱(うつ)」状態が交互に現れる症状です。どうして、躁と鬱が繰り返し現れるのでしょうか? その原因を解説させていただきます。

双極性感情障害とは?

双極性感情障害、躁うつ病

双極性感情障害は、以前は「躁うつ病」と呼ばれていた症状です。私たちは誰でも、嬉しいことや悲しいことがあれば気分が上下しますが、双極性感情障害では、その波が極端に大きくなり、日常生活や人間関係に支障が出るほどになります。

双極性」とは、気分の「両極端」を意味します。また、「双極性障害」は、双極性感情障害の一般的な呼び方になります。

どうして躁と鬱を繰り返すのか?

神経伝達物質は、神経細胞(ニューロン)の末端から、シナプス間隙(神経と神経の間のすき間)に放出される物質です

気分の激しい波が起こることには、脳内の神経伝達物質のバランスの乱れが関係しています。特に、セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンという物質が、通常よりも過剰になったり不足したりすることで、気分の安定が難しくなります。

神経伝達物質は、神経細胞(ニューロン)の末端から、シナプス間隙(神経と神経の間のすき間)に放出される物質です。脳や体のさまざまな機能(気分、感情、運動、記憶、学習など)を調節する“メッセンジャー”の役割を担っています。

たとえば、ノルアドレナリンが過剰に放出されると、気分が高揚して「そう状態」になりやすくなります。逆に、セロトニンやドーパミンが不足すると、気分が落ち込み「うつ状態」になりやすくなります。

そして、これらの脳内物質のバランスは、ストレスや生活リズムの乱れなどに大きく影響されるのです。

遺伝が原因?

双極性障害は、様々な研究から、遺伝子との関連性が指摘されています。家族や親族に同じ病気の人がいると、発症リスクが高くなる傾向があると言われています。

ただし、遺伝だけで決まるものではなく、ストレスや生育環境、生活習慣なども複雑に絡み合って発症します。

ストレス・不安感・人間関係・トラウマ

以上のことをまとめると、双極性障害は、遺伝的な要因が関わっている可能性がありつつ、ストレスや生活習慣の乱れから、脳内物質のバランスが崩れ、感情の振れ幅が激しくなってしまうことが原因で発症する、ということになります。

双極性感情障害でお悩みなら…

草津アアルト整体院・カウンセリング風景

当院では、遺伝的要因の有無にかかわらず、自律神経の働きを整える施術で、ストレスを和らげ、感情を安定させることで、双極性感情障害の改善を目指します。

よろしければ、治療方針を詳しく解説した下記のページもご参考ください。

院長:村岸毅
院長:村岸毅

お読みくださり、ありがとうございました