漢方薬と西洋医学の薬は、何が違うのか?

漢方薬と西洋医学の薬は、何が違うのか?
院長:村岸毅
院長:村岸毅

こんにちは、草津アアルト整体院の村岸です

病院のお薬、漢方薬を服用しながら、当院にお越しくださる方も多くいらっしゃいます。「一般の薬(西洋医学の薬)と漢方薬は、何が違うのですか?」と、ご質問を頂くことがありますので、できるだけ要点を絞って説明いたします。

西洋医学の薬とは?

西洋医学の薬とは?

西洋薬は、病名や症状の原因(細菌・ウイルス・炎症・ホルモン異常など)を科学的検査(血液検査・画像診断など)で特定して、その原因や症状に対して直接作用する薬を使います。薬剤は化学合成によって作られた有効成分で構成され、特定の疾患や症状にピンポイントで強い効果を発揮します。

その一方で、副作用が出やすい場合もあり、体質によっては合わないこともあります。

西洋薬の例:抗生物質、鎮痛剤、降圧剤、ホルモン剤など

漢方薬とは?

漢方薬とは?

漢方薬は東洋医学の考え方に基づき、複数の生薬を組み合わせて作られています。一人ひとりの体質や全身のバランスを整えることを重視し、自然治癒力を高めることで症状の改善を目指します。

漢方薬は比較的副作用が少なく、体質改善や慢性的な不調、原因がはっきりしない症状にも対応できる点が特徴です。ただし、効果が現れるまでに時間がかかることも多く、即効性は西洋薬に比べて緩やかです。

患者さまが服用されている漢方薬の例

漢方の生薬

当院には、自律神経の乱れや更年期障害などの慢性的な症状でお悩みの方が多く来院されます。お話を伺うことが多い漢方薬の代表例は、下記のとおりです。

  • 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)【ツムラ16番】
    喉の違和感、息苦しさ、ストレスによる不調、咳や吐き気など、心身の緊張や不安が強い時に用いられます。
  • 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)【ツムラ23番】
    冷えや貧血、疲れやすさ、むくみ、女性の更年期障害や自律神経の乱れに用いられます。
  • 加味逍遙散(かみしょうようさん)【ツムラ24番】
    イライラやのぼせ、肩こり、不眠、月経不順、更年期障害など、女性のホルモンバランスの乱れや自律神経の不調に幅広く使われています。

【出典元】
ツムラの製品情報サイト(一般用漢方製剤・一般用医薬品)
https://www.tsumura.co.jp/brand/products/kampo

※同じ症状でも体質や状態によって処方が異なります。服用を検討される際は、必ず専門家にご相談ください。

西洋薬と漢方薬の違い・まとめ

西洋薬と漢方薬の違い
  • 西洋薬
    • 化学合成された単一成分であることが多い
    • 一つの症状・疾患に強く作用
    • 急な症状や明確な疾患に使用
  • 漢方薬
    • 天然由来の生薬を複数配合
    • 一つの処方で複数の症状や体質に対応
    • 慢性的な不調や体質改善に使用

薬が効かないと相談を受けることが多い症状

草津アアルト整体院・初回
  • 薬を飲んでいるが、なかなか良くならない
  • 薬の効果がよく分からない
  • あまり効かなくなってきた気がする

そのようなご相談を受けることが特に多い症状を、下記の通りピックアップしました。ご参考頂けると幸いです。

慢性的な症状は体の歪みや自律神経の乱れ、ストレスなどが複雑に絡み合っているケースが多いため、当院では根本原因にアプローチする施術を行っています。

院長:村岸毅
院長:村岸毅

お読みくださり、ありがとうございました