膠原病(こうげんびょう)

膠原病は、自己免疫疾患とも呼ばれ、免疫機能が自分自身の体を攻撃することで、全身の臓器などに炎症、機能障害が起こる様々な病気の総称です。

免疫とは、外部から侵入する細菌、ウィルスなどの敵から自分の体を守るために、敵をやっつけたり、排除したりする生体防御システムです。
白血球(リンパ球など)や抗体などが、敵をやっつけるために働きます。

本来、外敵から身を守るために働く免疫が、誤って自分自身の体を敵とみなして攻撃してしまい、様々な症状を引き起こす病気が、膠原病です。

膠原病に含まれる病気の特徴として、

・細胞と細胞の間を埋める結合組織である「膠原線維(コラーゲン線維)」に変性が起こる。
・炎症による発熱、関節痛、筋肉痛、こわばりなどの症状が現れる。

があげられます。

膠原病に含まれる主な病気

膠原病に含まれる病気

関節リウマチ
強皮症 
・全身性エリテマトーデス
・多発性筋炎、皮膚筋炎
・結節性多発動脈炎
・混合性結合組織病

膠原病から派生すると考えられる病気

・シェーグレン症候群
・レイノー症候群(レイノー現象)

コメントは受け付けていません。