高血圧の原因は、食事だけではない?

高血圧の原因は、食事だけではない?

高血圧というと、塩分の摂りすぎや肥満などの生活習慣が主な原因として知られています。しかし、それだけが原因ではありません。

近年では、「自律神経の乱れ」が高血圧に大きく関与していることが注目されています。今回は、高血圧と自律神経の関係について詳しくお話しします。

高血圧の一般的な原因は?

高血圧の原因

高血圧は「沈黙の病気」とも呼ばれ、症状が表れにくいまま進行することが多い疾患です。その原因としては、以下のような生活習慣が挙げられます。

高血圧の原因
  • 塩分の過剰摂取
    塩分を摂りすぎると体内に水分が溜まり、血液量が増加して血圧が上昇します。
  • 肥満
    体重が増えることで心臓への負担が大きくなり、血圧が高くなります。
  • 運動不足
    運動をしないことで血管の柔軟性が低下し、血流が悪化してしまいます。
  • 喫煙や過度の飲酒
    これらは血管を収縮させたり傷つけたりするため、高血圧を引き起こす要因となります。

これらは確かに重要な要素ですが、それだけでなく、自律神経の働きも高血圧に深く関わっています。

血圧は一日の中で変動する

自律神経の一日の変動

実は、私たちの血圧は一定ではなく、一日の中で変動しています。例えば、朝起きた直後や緊張した場面では血圧が上昇しやすい傾向があります。

このような変動には、自律神経が大きく関与しています。

白衣高血圧とは?

白衣高血圧

病院で血圧を測定した際にだけ数値が高くなる「白衣高血圧」という現象があります。当院にお越しになる患者さまからも、この現象のお話をよく伺います。

これは、病院で医師・看護師の白衣を見ることで、血圧を測ることへの緊張感が増し、交感神経が優位になることによって起こると考えられます。

交感神経が活発になると心拍数が増え、全身の血管が収縮するため、一時的に血圧が上昇します。このような状況では、普段よりも高い数値が出るため、実際には正常範囲内であることも少なくありません。

自律神経の乱れと高血圧の関係

自律神経、血圧正常、高血圧

自律神経は交感神経と副交感神経から成り立ち、私たちの体内環境を整える重要な役割を担っています。このバランスが崩れると、高血圧を引き起こす可能性があります。

高血圧は、上記の白衣高血圧の例のように、緊張感、ストレスが関係しています。日常生活でストレスを感じると交感神経が優位になり、以下のような反応を引き起こします。

ストレスがかかると…
  • 心拍数の増加
    心臓への負担が増えます。
  • 血管収縮
    全身の血管が狭まり、血流抵抗が増加します。
  • ストレスホルモン(アドレナリンやコルチゾール)の分泌
    これらのホルモンは交感神経をさらに刺激し、高血圧状態を維持させます。

このように、ストレスがかかることで、自律神経の乱れは一時的なものにとどまらず、慢性的な高血圧へと繋がる可能性があるのです。

草津アアルト整体院での治療方針

自律神経整体

当院では、高血圧や自律神経の乱れなどのお悩みに対して、根本から改善することを目指した施術を行っています。具体的には以下のようなアプローチを採用しています。

  • 体全体のバランス調整
    姿勢や体のバランスを整えることで、自律神経への負担を軽減します。
  • リラックス効果も重視した施術
    痛みのない、心地良い施術で副交感神経を優位にし、ストレスによる交感神経優位を和らげます。
  • 生活習慣のアドバイス
    睡眠や運動、食事など、自律神経のバランスを整えるための生活改善についてアドバイスいたします。

以上のようなアプローチの組み合わせで、自律神経のバランスを整え、高血圧の改善を目指します。

現代社会では、ストレスや不規則な生活習慣によって自律神経のバランスを崩し、高血圧へと繋がるケースが多く見られます。

当院では、患者さま一人ひとりのお悩みや状況に応じて、その方にとって無理のない最適な施術プランをご提案しています。「薬だけに頼らず自然治癒力で健康になりたい」という方は、ぜひ一度ご相談ください。

草津アアルト整体院
村岸 毅

高血圧を改善された患者さまの体験談