「良い食事をとれば、健康な体になる」? 治療の現場から・その6

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「食事について注意することはありますか?」

「食べない方が良いもの、食べた方が良いものはありますか?」

患者様から、こういう食事についてのご質問をよく頂きます。

病院や他の整体院・治療院さんで、食事について色々指導を受けたことがある方も多いようです。

(肉や魚、野菜に至るまで、多くの食材を禁止されたり、調理方法まで細かく限定されたりするお話を伺った時は、さすがに驚きました…)

書店に行くと、どんな食生活が健康に良いか書かれた本が、沢山出版されていますね。

 

食事と健康については、本当に様々な考え方、実践方法があります。

どれが正しいのか、間違っているのか、多くの方が混乱されているのではないでしょうか…。

これはあくまで私の考え方ですが、私自身は「食事の内容」については、あまり重視していません。

脂っこいものや甘い物のとり過ぎに注意すれば十分で、あとは好きなものを食べれば良い、と思っています。

逆に「これを食べれば、こうやって食べれば、誰でも必ず健康になる」、そんなものがあるとは思えないのです。

人間の体は、そんな単純なものではないと思います。

 

私自身が食事で気を付けているのは、

・食べ過ぎない。
・冷たいものを一気に飲まない。

これだけです。

何を食べようと、食べ過ぎたら胃腸に負担をかけてしまいます。

また、冷たいものを一気に飲んだら、これも何を飲むかに関わらず、胃腸を冷やして働きを低下させてしまいます。

このようなことは、避けた方が健康に良いと思います。

 

一般的には「良い食事をとれば、健康な体になる」と考えられているように思いますが、私の考え方は逆です。

体が健康なら、自然と良い食事をとるようになる。

このように考えています。

当院には内蔵の不調(胃腸炎、胃酸過多、逆流性食道炎など)、過食症・拒食症など、様々な食生活に関わるお悩みを抱えた方が来院されます。

「食事の後、いつも胸やけがする」
「食欲がコントロールできない。いくらでも食べてしまう」
「甘い物が食べたくて仕方ない」
「食べた後に吐いてしまう」

こういった症状が出てしまうのは、

・体調が良くない(自律神経が乱れている)。
・精神的ストレスがかかっている。

表れだと思います。

逆に、当院の治療で体調が良くなられた患者様から、

「むやみに食べなくなった」
「甘い物がそんなに欲しくなくなった」
「吐き気や胸やけがおさまった」

そういったお言葉を頂きます。

だから私は、食事の内容に過敏になるより、自らの体調を整え、ストレスを減らしていく方がずっと重要と考えているわけです。

このことは私の個人的な見解ではありますが、今までの治療経験から、ほとんど確信をもって言うことができます。

皆さんが健康な心と体で元気に生活され、そして、気兼ねなく美味しい食事を楽しんでほしい。

これが私の願いです。

皆さんの好きな食べ物やお店のお話を聞くのが、私は大好きなのです。

是非、教えてくださいね(^^)

※糖尿病や腎臓病など、病気のために食事制限が必要な場合も、もちろんあります。
 その際は、食事についてお医者様とよく相談して頂ければと思います。

滋賀草津カイロプラクティック(整体・気功)
村岸毅

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