「体が歪んでいる」とは? 見た目まっすぐ、左右対称が良い? 治療の現場から・その3

今回も「体の歪み」について、お話をさせて頂きます。

歪みのお話をすると、

illust16 私、肩の高さが違っている…?

足の長さが違う…?

骨盤が歪んでいる…?

背筋が曲がっている…?

といった感じで、見た目のまっすぐさや左右対称を気にされる方が、とても多いです。

 

でも、実は当院では、見た目はそれほど重視していません。

これはあくまで当院での考え方ですが、人間の体は元々左右対称でもまっすぐでもありません。

手足の長さは左右で違いますし、骨(頭蓋骨、骨盤、背骨などなど)の形も左右対称ではありません。

内蔵などは、全く左右対称ではありません。

だから、見た目にまっすぐ、左右対称が良いとは限らないのです。

例えば、左右で足の長さが違うのに、それを無理に同じ長さに揃えようと矯正すれば、その上にある腰の骨がずれてしまいますよね。

体(骨格)は全部繋がっています。

当院で言う「体の歪み」とは、骨盤が歪んでいるとか、足の長さが違うとか、そういう体の一部分のお話ではありません。

体全体のバランスを何より重視しています。

 

私達は普段何気なく立ったり座ったり歩いたりしていますが、その姿勢や動作一つひとつが、非常に精巧なバランスによって成り立っています。

見た目にこだわるよりも、あなたにとって最適なバランスの状態になって頂く。

そうすることで、体の歪みが引き起こす慢性的な症状が、自然と改善される。

それが、当院の「歪みを治す治療」が目指すところになります。

 

ということで、当院の治療方針は、見た目を矯正することには、あまりこだわりません。

ただし、体全体のバランスを整えていくことで、結果として、

・背筋が伸びて猫背が改善する。

・O脚が改善する。

・肩の高さが左右対称に近くなる。

・顔の歪みが改善する。

そういったことは多々起こります。

無理をしなくても、自然と姿勢が良くなる、良い姿勢が当たり前になる。

そういう状態になって頂きたいと思っております。

 

滋賀草津カイロプラクティック(整体・気功)
村岸 毅