ぎっくり腰の本当の原因は…? 治療の現場から・その12

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「荷物を持ち上げた拍子に腰がギクッとなって、歩くことも困難に」

「何気なく片足を地面についた瞬間、電流が走ったかのように腰が痛くなった」

「振り返ろうとして体を捻ったとき、腰にズキンときた」

ぎっくり腰は、「急性腰痛」、「椎間捻挫(ついかんねんざ)」とも呼ばれています。

捻挫とは、例えば足首を強く捻って、関節をカバーしている靭帯(じんたい)が延びて損傷し、痛みや腫れが出る症状です。

背骨はブロック状の骨が積み重なって出来ていますが、その骨の間(椎間)も関節になっています。

だから、背骨はある程度自由に曲がるわけですね。

ぎっくり腰は、重い物を持ち上げたりして、腰のあたりの背骨が捻挫を起こしているのではないか、と考えられているわけです。

ところが…。

「何も重い物を持ち上げたりしていないのに、ジワジワと腰が痛くなって、動くのも辛くなってしまった」

このようなお話を、多くの患者さまから伺います。

そもそも、たとえ重い物を持ち上げたとしても、平気な時は平気です。

また、腰痛で病院の検査を受けて、特に目立った原因が見つからない場合に、ぎっくり腰と診断されることが多いようです。

そこで当院では、ぎっくり腰は捻挫のような外傷ではなく、重い物を持ち上げたりすることは、痛みが起こる「きっかけ」に過ぎないのではないか。

痛みが出る根本的な原因は、すでに体の中にあったのではないか。

このように考えています。

では、どうしてぎっくり腰のような酷い腰痛が起こるのでしょうか?

それは、腰のあたりの筋肉に疲労が蓄積されているからだと考えられます。

ぎっくり腰になる方は、元々腰痛があったり、ぎっくり腰が癖になったり、ぎっくり腰の酷い痛みが引いた後、腰痛が慢性化したりすることが多いです。

これは、筋肉の疲れが取れにくいために、痛みが様々な形で出やすくなっている表れです。

また、同じように生活や仕事をしていても、ぎっくり腰になる人もいれば、全然ならない人もいます。

そこで、筋肉に疲れがたまって痛みが起こりやすくなるのは、下記の3つが原因だと当院では考えています。

①体の歪み(バランスの悪さ)
②血行不良
③精神的ストレス

ということで、いつもの繰り返しになってしまいますが、ぎっくり腰も、その他の慢性的な症状と同じく、自然治癒力を高めることで起こらなくなります。

もしあなたが、病院以外の治療を試したいと考えていらっしゃるなら、是非お力になりたいと思います。

【ぎっくり腰の治療】滋賀草津カイロプラクティック整体院
院長 村岸 毅
● 診療時間 9:00~20:00(月曜日は12:00まで)
● 定休日 火曜日
● 滋賀県草津市大路2丁目1-41 太田ビル202
● TEL 0120-925-932
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